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『日常生活の精神病理学にむけて』第3〜11版


*『日常生活の精神病理学にむけて』第3版~第11版(1910~1929年)

 仲間の報告している事例を中心に大量の加筆があるが、ゴミ同然のボーナストラックを詰めこんだ“コンプリート盤”とか“コレクターズ・エディション”といった趣を否めず。拾い物というほどのものは皆無だが、あえてベストトラックを選ぶなら、ルー・アンドレアス=ザロメと飼い犬の哀切なエピソード(6版)ということにでもなろうか。ほかに、愛人を夫と取り違えた婦人の艶笑喜劇ふう一幕(5版)、シュテルケの報告になる厳粛な「燔祭」(同)、もしくは聴診器とジークフリートの剣の機知(4版)はそれなりの感興を催し、誤植や数字や外国語の使用をめぐる指摘、ストリンドベリ、『リチャード2世』、ダーウィン、レンブラントといった固有名詞への言及がそれなりに目を引くていど。

 『性理論についての三篇』第4版以降(1920、1925年)についても、本質的な加筆はなし。  
 

 というわけで、これにて「著作篇」はひとまず完結。次回より本ブログは freudiana 2.0として生まれ変わり、書簡の読破に挑みます!
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